JMPマガジン57
地域連携コーディネーター養成講座
- ―地域連携クリティカルパスと退院支援―
- ■編者 武藤正樹 国際医療福祉大学大学院教授
- ■A5判/202頁
- ■定価2,940円(本体価格2,800+税)
- ■ISBN978-4-902266-50-4
医療と介護福祉の両方を理解し、治す医療の継続と支える医療の実現を可能にするのは地域連携コーディネーターである。
国際医療福祉大学大学院で行った講座の第一線で活動している各講師の講義内容を収載。
講座では医療計画、退院支援、地域連携クリティカルパス、5大がんの地域連携クリティカルパス、リハビリテーション、病診連携、在宅、介護福祉など様々なテーマを取り上げた。
〜あとがきより〜
本コースで取り上げたテーマは、医療計画、退院支援、地域連携クリティカルパス、病診連携、在宅、介護福祉と多岐におよぶ。最新の知識はもとより、体系的学習の場を養成講座を通じて、提供していただいたことを感謝する。ローマは一日にしてならず。連携を構築するには「人(患者家族、連携先、自院スタッフ)を丁寧に扱うこと」が肝要である。このことを、本書は教えてくれる。さあ、本書を開こう。
【読者対象】
連携実務者・ケアマネジャー・医療関係者・介護福祉職・包括支援センター職員・調剤薬局・製薬メーカーMR等
目次
- 医療計画と医療連携 伊東 芳郎
- 住み慣れた地域での生活を支える地域医療 野中 博
- 5大がんの地域連携クリティカルパス開発の現況 谷水 正人
- チームで行う退院支援―退院調整と退院時共同カンファレンスの実際― 宗川千恵子
- 喘息死ゼロをめざした地域連携システムの構築―医師の立場― 堀江 健夫
- 地域連携パス事務局のあり方 高橋 健
- 地域医療連携における行政の役割 大江 浩
- 医療連携とは―連携室と連携ネットワーク構築 ― 木佐貫 篤
- 地域連携ネットワークの構築 田城 孝雄
- 2009年度介護報酬改定から見た地域連携のポイント 中林 梓
- ケアマネジメントの立場から 竹内 孝仁
- 2010年診療報酬改定と地域連携 武藤 正樹
- リハビリテーション 石川 誠
- 道南地区における地域連携の現況 岡田 晋吾
- 在宅医療と在宅療養支援診療所 社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会の紹介 太田 秀樹
- 難病コーディネーター とは地域でその人らしさを支えるために 生駒真由美
- 医療と介護の連携 ―地域包括ケアの行方 廣江 研
- がん患者必携のめざすところーがん対策情報センターの役割― 若尾 文彦
- 退院調整専任看護師 山田 雅子
- 東京都におけるがんに関する地域連携クリティカルパス 鶴田 耕二
- 地域医療とIT―在宅医療におけるNet4Uの活用― 三原 一郎
- 看取りパス 中川 彦人
執筆者一覧
編集
- 武藤 正樹 国際医療福祉総合研究所所長・国際医療福祉大学大学院教授
- (株)国際福祉経営審査機構CEO
執筆
- 伊東 芳郎 宮崎市健康管理部参事
- 野中 博 東京都 医療法人社団博腎会野中医院
- 谷水 正人 国立病院機構四国がんセンター統括診療部長
- 宗川千恵子 NTT東日本関東病院総合相談室
- 掘江 健夫 前橋赤十字病院呼吸器内科副部長
- 高橋 健 岐阜市民病院血液内科・地域連携部部長
- 大江 浩 富山県健康増進センター所長
- 木佐貫 篤 宮崎県立日南病院医療管理部医療連携科
- 田城 孝雄 順天堂大学医学部公衆衛生学講座准教授
- 中林 梓 ASK梓診療報酬研究所
- 竹内 孝仁 国際医療福祉大学大学院先進的ケア・ネットワーク開発研究分野教授
- 武藤 正樹 国際医療福祉総合研究所所長・国際医療福祉大学大学院教授(株)国際福祉経営審査機構CEO
- 石川 誠 初台リハビリテーション病院
- 岡田 晋吾 医療法人社団守一会北美原クリニック理事長
- 太田 秀樹 社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会事務局長
- 生駒真由美 愛媛県難病医療連絡協議会難病医療専門員
- 廣江 研 社会福祉法人こうほうえん理事長
- 若尾 文彦 国立がんセンターがん対策情報センターセンター長補佐/情報提供・診療支援グループ長
- 山田 雅子 聖路加看護大学看護実践開発センター
- 鶴田 耕二 都立駒込病院副院長
- 三原 一郎 山形県鶴岡地区医師会副会長/三原皮膚科
- 中川 彦人 新川地域在宅医療療養連携協議会会長/中川医院